いちき串木野市の廃校の記憶を記録に残す、地域映画プロジェクト「かんぷくシネマ」

「映画を撮る姿」を映画にしたドキュメンタリー DVDの受注販売を始めました。

山あいの自然豊かな環境にある冠岳小学校は、2019年時点で全校生徒８人。
全員が女の子でした。その年にふたりが卒業し、2020年になって１年生に男の子がひとり入って、全校生徒７人になりました。ですが地域にはもう小学生以下の子どもがほとんどいないこともあって、2021年3月を持って閉校が決まったのです。小学校最後の授業として記録に残していきました。
地域に足を運びながら子どもたち、先生と一緒になってつくったメイキング自体が、ドキュメンタリームービーの本編になるという「メタ構造」の地域映画がこうして完成しました。

プロに教わりながら映画づくりを学んだ1年間。

映画をつくるには、地域に眠る記録フィルムの発掘や撮影だけではなく、
地域の物語を聞き取り調査するところから始めました。
その後、音楽をつくったり効果音を入れたり（古い８ミリは音が入っていないため）、
タイトルや宣伝するためのポスターのデザインをしたりと多くの分野の専門家が関わります。

この映画づくりに、最後の在校生と地域の人にワークショップのかたちで関わってもらうことになりました。
それぞれの分野には東京からも専門家を招き、小学校の総合学習の時間で授業をしてもらい、ひとつひとつみんなでつくっていきました。　[ 坂口修一郎の「文化の地産地消を目指して」] 抜粋

そんな、地域にとって貴重な記録とも言える映画をDVD化して、販売いたします。
受注販売となるため、ご注文から1ヶ月程度でご自宅にお届けいたします。
ご希望の方は、えんたく [ entaku2019@gmail.com ] までお問合せくださいませ。

[ かんむりだけ 小さな学校 ] DVD　
1000円 / 1枚 *送料別途: レターパックライト（¥370）
冠岳小学校が表紙になったフリーペーパー「ALUHI」も同封致します。