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2023.11.14

冠嶽イベント参加レポート『文化と芸術の融合』

昨日は、地域の人々との交流の場「地区運動会(走る)」に参加したあと、我が地域に移住して、文化の伝承と古来の芸術でもある竹(竹)の楽器(楽器)尺八を広めようと精力的に活動している「室屋無吹」本名:室屋朋子さんが主催する、尺八(楽器)の発表会に行って来ました。

音楽♪と言う分野は、私の人生の中ではほとんど無頓着で、強いて言えば苦手なものであった。

都会とまでは言えないが、長年まち中で暮らしていて、定年、そして妻との死別を経験し、ふとした望郷の念から、故郷の(いちき串木野市冠岳)へ移住し、これまでの経験と人生観とはかけ離れた、世代(老若男女)、異業種の方々、地域の方々との出会いがあり自分でも意図していなかった、目まぐるしいほどの年月が経過して行く中、いちき串木野市が目指す「文化と芸術村構想」なるものが以前からあったと言うことを「えんたく」の活動やイベント🎪を通じて知り、それまでほぼ無縁だった、文化と芸術に少しだけ触れる機会が増えた。

えんたくのよりみち会議から派生し、共感してくれた仲間と共に「竹灯籠(竹灯り)づくり」を始め、(竹)繋がりで、ご近所さんである室屋さんの活動にも興味を持った。

残念ながら音楽♪には、まったく才能がないし疎いけど、自然素材(竹)を使って手作りし、二つと同じものがないと言う意味では、竹灯籠🔆も同じ。

今回の尺八(楽器)発表会は、幻想的で厳かな尺八の音色♪も然ることながら、少々自身場違いな異空間を感じつつも、違う観点から、今回の冠嶽園の中国風の建造物と日本古来の芸術との融合には感動を覚えた。

また、「上村風穴師匠」の講話の中で尺八が古来の虚無僧の敵味方を見極める手段であったことや、尺八の種類の豊富さや、流派の話しも大変興味深く拝聴させて頂いた。

尺八の「一節切」(ひとよぎり)は、竹(竹)の一節だけを使うと言う意味では、竹灯り🔆にも通じるところがある。

また、室屋さんが古民家🏡に住み、月一回「無吹庵」という、尺八伝承の教室を開催されている、その活動そのものが、「文化と芸術村」に相応しい。

この歴史と文化に恵まれた、「冠嶽地区」の古民家(空き家)🏡を、彼女に続く芸術や文化に長けた人たちに、ぜひ活用して欲しい。

我々が提唱する「TAKEるプロジェクト」の概念にも通じると信じている。

ライター:大迫正純
いちき串木野市冠嶽出身。「冠嶽に定年退職者の暇潰しと趣味の交流の場(童心の森)を創出する」を目標に2021年冠嶽にUターン移住。リフォーム業界で長く働いた経験から、実家を自力でDIYリフォーム中。現在は本業の仕事の傍ら、有志と共に地域にある自然素材(竹)の有効活用を考える〈TAKEるプロジェクト〉や、故郷への恩返しを兼ねて、地域ボランティアとして活動している。冠嶽の仮住まいの自宅で2匹の猫(すず・ふく)と1匹の犬(リキ)と暮らしている。