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2023.11.06
木々や自然が秋めいてきた今日、まちづくり協議会が主催する冠嶽地区運動会の記念すべき第1回が開催されました。地域の運動会というと何十回も続いているイメージがあったので、「第1回!?」と驚きました。第1回の理由は、コロナ禍でしばらく地区運動会が開催されなかったことや人口減少と高齢化に伴い、種目の見直しと役員の負担軽減もふまえて午前中2時間で終わる“小さな運動会”にリニューアルされたためです。
プログラム
初めて聞くような種目もあるのではないでしょうか!詳細は後ほど。
冒頭はまちづくり協議会会長 千秋さんの挨拶から始まります。
『この運動会は同じ地域に住んでいてもなかなか会う機会が少ない人もいるので、みんなが交流できるような機会を作りたかった』と開催の思いをお話しされました。
「今までこうやってきたから」とか「周りもこうだから」といった慣習に縛られず、『ここに暮らす自分たちサイズの運動会』へと改革されたことがうかがえます。
いちき串木野市冠嶽地域は免許を返納された方も多く住んでいるので、送迎車(コミュニティバス)を利用したり、旧冠嶽小学校の生徒さんや冠嶽に関わりのある方にも声をかけ70名ほどの方が集まりました。
人口180人程の地域なので脅威の出席率です!!!
競技は『輪投げ』からスタート。地区ごとに分かれてチーム戦で競います。
次は『ボウリング』です。
いつもニコニコ笑顔の体育部長 瀬戸口さん。
瀬戸口さんは、種目と構成のプロデュースはもちろん、競技の準備や回しなどもその場で立ち回っていらっしゃいました。
出水副市長にもご参加いただきました!
続いて『マグロ釣り』
これは初めて目にした種目でしたが、いちき串木野市民には定番らしいです。5人1組のチームになり、マグロを釣れたら次の人に竿を渡すリレー式です。一本釣りスタイルの釣りはコツが必要で、かなり苦戦しました。
「コツはゆっくりとマグロに寄り添うように持ち上げると、必ずかかるタイミングがある」と人生の教訓のようなアドバイスをいただきました。
次は『ボッチャ』です。
ボッチャという競技は、年齢、性別、障がいのあるなしにかかわらず、すべての人が一緒に競い合えるスポーツです。(一般社団法人 日本ボッチャ協会 公式WEBサイトより引用)
ほとんどの人が初めて競技する種目で、ルールをみんなで聞いて練習して理解していきました。やってみると大盛り上がり✨ どのチームも良い勝負をするんです。逆転!さらに逆転!と、予測がつかず誰もがMVPになるチャンスのあるみんなで楽しめる内容でした。
次は『宝釣り』
ご高齢の方が中心に楽しめる種目で、紐を引っ張ると商品が釣れるという内容です。
年齢が分かってしまう恥ずかしさも感じつつ、どんな人がこの地域に住んでいるのかみんなに紹介できる良さもありますね!
最後は「串木野さのさ」「ハンヤ節」を総踊り。
集合写真を撮って解散しました。
その場にいる人たちで準備や片付けを一斉にして、自分たちで作り上げるレクリエーションのような、おしゃべりしながら楽しめる運動会となりました。
『楽しかったですか?また来年やってもいいですか?』
という主催者からの問いかけに、みんな手を上げたり拍手を贈ったりと笑顔いっぱいで、次回の開催を楽しみにされていました。